東大阪のルナペインクリニックでは、患者様の痛みに向き合い“痛みのない快適な毎日を”お過ごしいただくために日々診療にあたっています。このブログでは、痛みに関する患者様のお悩みにお応えできるようにさまざまな情報をお届けしてまいります。痛みは私たちの生活を大きく左右しますが、適切な治療を受けることで、その苦痛を軽減させることが可能です。頸椎椎間板ヘルニアは、首の部分にある背骨、つまり頸椎の椎間板が損傷し、その結果、脊髄や神経根を圧迫して痛みやしびれなどの症状を引きおこす状態です。このブログ記事では、頸椎椎間板ヘルニアの原因、症状、治療について詳しく解説します。

頸椎椎間板ヘルニアとは？

頸椎とは、首にある7つの脊椎骨のことで、これらはクッションの役割を果たす椎間板によって支えられています。椎間板ヘルニア椎間板の損傷により、その中身が飛び出して脊髄や神経根を圧迫することなのです。

頸椎椎間板ヘルニアの症状には２つのタイプ

頸椎椎間板ヘルニアは、首や肩の鈍い痛みから始まり、場合によっては手や下肢にまで症状が広がることがあります。症状は大きく2つのタイプに分けられます。

左右どちらかの肩や手に激しい痛みを起こすタイプ

後頸部の違和感から始まり、特定の部位に激しい痛みやしびれが発生します。

両手や下肢にしびれや脱力が広がるタイプ

両手の細かい動作が困難になり、足のしびれや、ふらついたりすることがあります。

頸椎椎間板ヘルニアがおこる原因とは？

頸椎椎間板ヘルニアの主な原因は加齢による椎間板の機能低下です。さらに、スマホネックなどの現代的な生活様式が椎間板のダメージを加速させる要因となっています。

頸椎椎間板ヘルニアの治療

頸椎椎間板ヘルニアの治療は、症状の進行度に応じて異なります。初期段階では保存療法が中心ですが、症状が進行すると手術が必要になることがあります。

保存療法

痛み止めの薬物治療、理学療法、神経ブロックなどが含まれます。

手術療法

脊髄への圧迫がある場合に考慮され、頸椎を固定する手術が行われます。

頸椎椎間板ヘルニア治療の切り札、神経ブロック治療について

頸椎椎間板ヘルニアの痛み管理において、神経ブロックは極めて効果的な治療法の一つです。当院では、この技術を用いて、患者様の痛みを軽減し、より快適な日常生活を取り戻すためのサポートを行っています。神経ブロックにはさまざまな種類があり、症状や治療の必要性に応じて適切な方法が選択されます。

神経ブロックの種類とその効果

星状神経節ブロック

頸部の交感神経に作用し、痛みの悪循環を断ち切ることができます。このブロックは、痛みを引き起こしている周囲の血行を改善し、炎症を減少させることで、痛みの軽減を図ります。

腕神経叢ブロック

首、肩、腕に痛みを感じる患者様に行われます。麻酔薬を鎖骨の上の神経叢に注入することで、痛みの伝達を遮断します。

神経根ブロック

特定の神経根が炎症を起こして痛みを引き起こしている場合に効果的です。直接、炎症を起こしている神経根に麻酔薬を注入することで、痛みを緩和します。

頸椎椎間板ヘルニアにおける神経ブロック治療、その３つのメリット

神経ブロックは、痛みを直接的に軽減させるだけでなく、次のような３つのメリットがあります。

即効性

治療後すぐに痛みの軽減を感じることができます。

低侵襲

手術を必要としないため、体への負担が少なく、回復も早くなります。

痛みの悪循環を断ち切る

痛みによるストレスや不安を減少させ、患者様の精神的な負担も軽減します。

安全かつ正確に神経ブロック治療を行うために

ルナペインクリニックでは、神経ブロック治療を安全かつ正確に行うために、最先端の技術を駆使しています。X線透視下または超音波ガイド下での精密な神経ブロックを実施、治療の精度と安全性を高めています。また、細い注射針を使用することで、患者様が感じる痛みを最小限に抑え、より快適な治療をご提供しています。

椎間板ヘルニアの痛みでお悩みの方は、まずはお気軽にご相談を

今回は頸椎椎間板ヘルニアについて、その原因や治療についてご紹介しました。頸椎椎間板ヘルニアは、適切な治療により症状の管理が可能です。早期発見と治療が鍵となりますので、首に異常を感じたら、専門の医療機関での診察をおすすめします。また、日常生活での姿勢に注意し、定期的な運動で首周りの筋肉を強化することも重要です。また、当院では痛みにくわしい専門医が、患者様お一人おひとりの症状に合わせた最適な治療プランをご提案し、豊富な経験と高度な技術で治療にあたります。頸椎椎間板ヘルニアによる痛みでお悩みの方は、ぜひ東大阪のルナペインクリニックまでご相談ください。