帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛
帯状疱疹の痛みが治らない方
東大阪のルナペインクリニックでは、患者様の痛みに向き合い“痛みのない快適な毎日を”お過ごしいただくために日々診療にあたっています。
このブログでは、痛みに関する患者様のお悩みにお応えできるようにさまざまな情報をお届けしてまいります。
あまり知られていないのですが、帯状疱疹には実は痛みが伴うことがあり、ペインクリニックで痛みの緩和を行なっています。
そこで今回は、“帯状疱疹の痛みが治らない方”にペインクリニックでの治療をご紹介します。
帯状疱疹とは?
帯状疱疹は、子どもの時に水ぼうそうウイルスに感染し、何十年もの間眠っていたウイルスが再活性化し、皮膚と神経に影響を与える疾患です。
通常、加齢、ストレス、過労などで免疫力が低下すると、症状が現れることが多く、湿疹が神経に沿って帯状に広がるため、この名前が付けられました。
長期間症状が続くと、神経に損傷を引き起こし、慢性的な痛み苦痛が残ることがあり、帯状疱疹後神経痛と呼ばれています。
長引く辛い痛みは治らないとあきらめていませんか?
帯状疱疹発症後、多くの患者は皮膚科や内科を受診し、傷の処置(消毒や塗り薬)および飲み薬(抗ウイルス剤や痛み止め)による治療を受けます。
これにより、約90%の方々が数週間内に痛みと傷がほぼ完治します。
問題なのは残りの約10%の方なのです。
この方々は、「強い痛み」や「長引く痛み」に苦しむことがあります。
これらの痛みに対処するためには、神経ブロックが有効だと言われています。
痛みに悩む場合は、早めにペインクリニックへ受診することをお勧めします。
長引く帯状疱疹後神経痛には神経ブロックをお勧めする理由
帯状疱疹が皮膚だけでなく神経にも影響を及ぼす複合的な疾患だから、
神経ブロックが長引く帯状疱疹後神経痛に有効なのです
通常、帯状疱疹は皮膚に現れる症状に注目されがちですが、実は神経にも影響を及ぼしています。
帯状疱疹のウイルスは神経に侵入し、神経組織にも損傷を与えるため、帯状疱疹は単なる皮膚病だけでなく、神経病でもあると言えるのです。
神経ブロックは、神経痛を和らげる作用と、
患部の血流を改善する作用の2つの作用がある!
このため、神経ブロックは皮膚病と神経病の両方の治療を促進する役割を果たすのです。
神経病は目に見えないため、治療が遅れがちですが、長期的な痛みによる苦痛や合併症のリスクを考えると、
神経病に対する適切な治療は非常に重要だと言えるでしょう。
したがって、帯状疱疹後神経痛の症状でずっとお悩みの方は、
神経ブロックなどの治療を検討することをお勧めします。
安心!神経ブロックは全身どこでも治療対象
神経ブロックは、全身のさまざまな部位に適用される治療法で、患者の症状と診断に基づいて選択されます。
頭、顔、首、上肢、胸、背中、下肢、おしりなど、全身各所に対応する神経ブロックがあります。
具体的なブロックの種類には、次のようなものがあります。
- 星状神経節ブロック・三叉神経ブロック:お顔周辺
- 星状神経節ブロック・頸部硬膜外ブロック:首や上肢
- 胸部硬膜外ブロック・肋間神経ブロック:胸や背中
- 腰部硬膜外ブロック:下肢
- 仙骨ブロック:お尻周り