つらい痛みを解消するための 神経ブロック治療

お電話でのお問い合わせ

06-6753-7790

神経ブロック

【コラム】神経ブロックを受けられない方

2024.05.01

東大阪のルナペインクリニックでは、患者様の痛みに向き合い“痛みのない快適な毎日を”お過ごしいただくために日々診療にあたっています。このブログでは、痛みに関する患者様のお悩みにお応えできるようにさまざまな情報をお届けしてまいります。痛みは私たちの生活を大きく左右しますが、適切な治療を受けることで、その苦痛を軽減させることができます。注目されている痛み緩和治療である神経ブロックは多くの患者様ご利用いただいていますが、実は治療を受けられない場合があります。このブログでは、神経ブロック治療の状況や、治療時におこる可能性のある合併症について詳しく解説します。

神経ブロックが受けられない状況とは?

抗血小板薬や抗凝固薬の服用

神経ブロックの最大の弱点は、血液をサラサラにする薬によって大きく制限を受けること

神経ブロックは、血液が凝固しにくい状態の患者様には推奨されません。特に抗血小板薬や抗凝固薬を服用している場合、これらの薬剤は血液をサラサラにして凝固を抑制します。このような状態で神経ブロックをおこなうと、深部血腫や気道の閉塞など重篤な合併症を引きおこすリスクが高まります。特に高齢者は、脳梗塞や心房細動などでこれらの薬を服用していることが多く、休薬が難しい場合もあります。そのため、専門医との綿密な相談が必要となります。

神経ブロックの合併症で注意すべきポイント

神経ブロックは痛みの緩和に効果的な治療法です。しかし、安全に施行するためには、次のような注意すべき重要なポイントがあります。

出血傾向の確認

抗血小板薬や抗凝固薬を服用中の患者様は特に注意が必要です。

局所麻酔薬中毒への備え

抗血小板薬や抗凝固薬を服用中の患者様は特に注意が必要です。

局所麻酔薬中毒への備え

大量の局所麻酔薬使用に備え、救急治療薬を準備します。

神経原性ショックの対応

迷走神経反射による徐脈や血圧低下に注意しましょう。

アナフィラキシーショックへの備え

局所麻酔薬や添加物に対するアレルギー反応のリスクがあります。

神経損傷のリスク

注射による神経損傷には慎重な手技が求められます。

合併症を未然に防ぐためのルナペインクリニックの安全対策

当クリニックでは、静脈内留置針の確保、適切な輸液製剤と点滴セットの準備、酸素投与や人工呼吸が可能な体制の整備など不測の事態に備えてしっかりと準備をおこなっております。また、事前に、内服されているお薬や他のご病気についても丁寧にお話をお伺いした上で治療を進めております。

効果的な治療を安全に進めるために、まずはお話をお聞かせください

神経ブロック療法は痛みを軽減するためには非常に効果的な治療法ですが、全ての患者様に適しているわけではありません。特に抗血小板薬や抗凝固薬を服用している人々や、アレルギー体質の方は、専門医との綿密な相談を通じて、他の治療法を検討することが重要です。安全かつ効果的な治療のためには、個々の患者様の状態に適した安全な治療法を選択することが大切です。当クリニックでも安全管理をしっかりとおこない、丁寧な治療を心がけておりますので、痛みでお悩みの方はぜひ一度お気軽にルナペインクリニックにご相談ください。丁寧に検査をおこない、適切な治療法をご提案させていただきます。

06-6753-7790