テニス肘でお悩みの方へ
東大阪のルナペインクリニックでは、患者様の痛みに向き合い“痛みのない快適な毎日を”お過ごしいただくために日々診療にあたっています。このブログでは、痛みに関する患者様のお悩みにお応えできるようにさまざまな情報をお届けしてまいります。
スポーツなどで肘を使いすぎることによって生じる痛みは、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。特にテニスプレーヤーに多く見られることから「テニス肘」と呼ばれるこの症状について、その特徴から治療法までくわしくご説明します。
テニス肘の特徴と症状
テニスプレーヤーの実に約65%が経験するというテニス肘は、40歳以上の主婦の方々に多く見られ、特に30歳を過ぎてからテニスを始めた方に高い確率で発生することが知られています。
テニス肘を引き起こす主な要因
・ラケットのグリップが細すぎる
・ガットが硬すぎる
・バックハンドストロークでの不適切なフォーム
・手首を反らす動作の繰り返し
・タオルを絞る・蛇口を回すなどの日常動作
・長時間のパソコン作業や細かい手作業
テニス肘の2つのタイプ
外側傷害型
初心者やウイークエンドプレーヤーに多く見られるタイプです。主にバックハンドストロークで生じやすく、肘の外側に痛みを感じます。
内側傷害型
熟練者に多く見られるタイプで、フォアハンドストロークで生じやすい特徴があります。
他のスポーツでも起こる肘の痛み
野球肘について
1941年にアメリカで「ベースボールエルボー」として最初に報告された症状です。投球動作を繰り返すことにより、上腕骨に付着する筋肉や靭帯に炎症が生じます。特徴的なのは、投球時に痛みが誘発されることです。また、前腕を走る尺骨神経の圧迫による肘部管症候群を併発することもあります。
特に15歳以下の少年野球選手は要注意
成長期の骨の端がはがれる「リトルリーガーズエルボー(離断性骨軟骨炎)」のリスクがあり、継続的な無理は骨の変形につながる可能性があります。
ゴルフ肘について
ゴルフをはじめ、強力なグリップ動作を必要とするスポーツで発生します。特にゴルフでは、ダフリという地面を叩く動作を繰り返すことで、肘の内側に痛みが生じやすくなります。
ルナペインクリニックの治療
肘の痛みに対する治療の基本は「安静」です
多くの方が試みがちなマッサージは、かえって症状を悪化させる可能性があるため、避けるべきとされています。
ペインクリニックでの専門的な治療
当クリニックでは、トリガーポイント注射による治療をご提供しています。この治療は、特に症状が出始めた初期段階で高い効果が期待でき、1回の治療で痛みが消失するケースも少なくありません。
肘に痛みを感じたら、ルナペインクリニックまでご相談ください
スポーツや日常生活での肘の使いすぎは、さまざまな痛みの原因となります。症状の改善には適切な休養と治療が欠かせません。特に痛みを感じ始めた初期での対応が重要です。肘に違和感や痛みを覚えたときは、決して無理をせず、専門医への相談をおすすめします。ルナペインクリニックでも安全管理をしっかりとおこない、丁寧な治療を心がけておりますので、肘の痛みでお悩みの方は一度お気軽にご相談ください。